屈辱

荒木田慧の詩集 「心の詩」より
ちいさいとき
きんじょの やまの 古墳
絵をかく たいかい
わたしは そのやまの
ちかくに すんでて
すきな やまだったから
すきな 絵を かいたと思う
せんせいは
ともだちの おとうさんで
ともだちの 画家の おとうさんで
わたしが かいてる 絵
ちかくにきて みて
ここ もっと こうしたほうが いいよって
それきいて
わたしは
おこった!!!
ものすごく
おこった!!!
もう
かんかんで
たぶん
耳まで真っ赤で
絵 なんか
こんな 絵 なんか
もう かきたくない!!!
と思ったから
わたしは
絵 をかくの
やめて
うちにかえろうとしたけど
おかあさんが
ほかの おかあさんと
たちばなし してて
なかなか かえろうとしないので
わたしは
腹が立って
腹が立って
自分をめちゃくちゃに
傷つけたくなって
わたしのかぶっていた
むぎわらぼうし
たんぼのよこの
アスファルトに おいて
おかあさんの 自転車で
ひきつぶした
ああ
ああ
屈辱!!!!!
2018年5月18日
きんじょの やまの 古墳
絵をかく たいかい
わたしは そのやまの
ちかくに すんでて
すきな やまだったから
すきな 絵を かいたと思う
せんせいは
ともだちの おとうさんで
ともだちの 画家の おとうさんで
わたしが かいてる 絵
ちかくにきて みて
ここ もっと こうしたほうが いいよって
それきいて
わたしは
おこった!!!
ものすごく
おこった!!!
もう
かんかんで
たぶん
耳まで真っ赤で
絵 なんか
こんな 絵 なんか
もう かきたくない!!!
と思ったから
わたしは
絵 をかくの
やめて
うちにかえろうとしたけど
おかあさんが
ほかの おかあさんと
たちばなし してて
なかなか かえろうとしないので
わたしは
腹が立って
腹が立って
自分をめちゃくちゃに
傷つけたくなって
わたしのかぶっていた
むぎわらぼうし
たんぼのよこの
アスファルトに おいて
おかあさんの 自転車で
ひきつぶした
ああ
ああ
屈辱!!!!!
2018年5月18日
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