春

荒木田慧の詩集 「心の詩」より
ゆびさきから発芽しそうな朝
腕のつけ根の心もとなさを
レンジフードの下で笑って
薄いパーカーの袖でも
だいたいの液体は拭えるので
側溝に吐いてから
ガードレールを跨いだ
うまくいくはずがない遊びだって
うまくいかなくていいんだって
わかってる人とだったら
きっと楽しいと思って
2019年2月23日
腕のつけ根の心もとなさを
レンジフードの下で笑って
薄いパーカーの袖でも
だいたいの液体は拭えるので
側溝に吐いてから
ガードレールを跨いだ
うまくいくはずがない遊びだって
うまくいかなくていいんだって
わかってる人とだったら
きっと楽しいと思って
2019年2月23日
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