DISCRIMINATORY AFFECTION

荒木田慧の詩集 「社会の詩」より
朝 コジキのおじいさんが
背中を丸めて歩いていた
私はコジキに興味をもったが
となりにコウボクの夫がいたので
またうるさく言われると思ってやめた
ハクチでキチガイの私が
ボウズの話を聞きながら絵を描いていたら
ハクチかチエオクレの小父さんがやってきて
一緒に昼飯を食べた
晴れた午後
雲のない空に
カタワでメクラのおしゃれなAや
ロンパリの美人のBや
ホモの優しいCや
ドジンの混血の可愛い異母妹や
チョンだったらしい写真のなかの曽祖母や
チャンコロの聡明なDや
レズの勇敢なEや
いろんな人の顔がうかんだので
ハクチでキチガイのバカな私は
暴力的な愛情を禁句で平してから
4月の空に投げ返した
2018年4月28日
背中を丸めて歩いていた
私はコジキに興味をもったが
となりにコウボクの夫がいたので
またうるさく言われると思ってやめた
ハクチでキチガイの私が
ボウズの話を聞きながら絵を描いていたら
ハクチかチエオクレの小父さんがやってきて
一緒に昼飯を食べた
晴れた午後
雲のない空に
カタワでメクラのおしゃれなAや
ロンパリの美人のBや
ホモの優しいCや
ドジンの混血の可愛い異母妹や
チョンだったらしい写真のなかの曽祖母や
チャンコロの聡明なDや
レズの勇敢なEや
いろんな人の顔がうかんだので
ハクチでキチガイのバカな私は
暴力的な愛情を禁句で平してから
4月の空に投げ返した
2018年4月28日
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