ウーピーゴールドバーガー

ウーピーゴールドバーガー
荒木田慧の詩集 生活の詩より
渋谷のハンバーガー屋
ポパイに載ってたからいった

メニューがしゃれてて

ウーピーゴールドバーガーのほかにも
サラジェシカバーガー
ケビンベーコン
シャルロットゲンズバーガー
スティーブンソダーバーガー

とかそういうの

壁には英語のラクガキがたくさん
日本語はない

どうしてかなと
壁じゅうに日本語がかいてあるのを想像し
ぐえっとなる

漢字はやっぱり表意文字で
つまり絵だから
メッセージが強すぎて
ハンバーガー屋の壁には五月蝿く
ぎょっとするほどおぞましい

バンズがじめっとしちゃって
ハンバーガーがまずくなる

なら
ひらがなかカタカナならどうだ

いやいや
それじゃちょっと
気狂いじみてオカルト

やはり私は
かわいた音しかしない
からりと揚がったポテトみたいな
アルファベットがうらやましい

ウーピーゴールドバーガーの
クリスピーな壁










2018年4月27日

他の生活の詩