バスはいつも5ふん遅れる

バスはいつも5ふん遅れる
荒木田慧の詩集 社会の詩より
あなたを見送りにふたり
バスていまであるいて

朝のバスてい
じかんになっても
バスはこない

わたしが退屈して
赤と白のパイプにかかとをのせ
あしを伸ばして

ああ ばれりーな に なりたい

といったら
あなたはそれを

あるびの に なりたい

と聞き違えて

そんなことをいってはいけない

といった

わたしは

どうして
ばれりーな に なりたいと
いってはいけないのか
わからなくて
こんらんしたが

ごかいはとけて

ああ ばれりーな なら いい

とあなたはいったけど

わたしは

あるびの に なりたい

は どうしていけなかったのか

かんがえて

でも よくわからなかった

きっと

ばれりーな は えらべて

あるびの は えらべないから かもしれない

えらべないものに なりたい といっては
いけないのかもしれない

でも
おなじ しろ でも
はくじん に なりたい
という にほんじんは けっこういる とおもい
はくじん は えらべないのに
それは いけない と だれもいわないから
なおさら よくわからなくなった


やっぱり なににも なりたくない

バスがくるまでの

5ふん











2018年4月28日

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