荒木田慧の詩集

詩や散文を掲載しています

生活の詩

朝 コジキのおじいさんが 背中を丸め
あなたを見送りにふたり バスていまであ
みんなポケットのなかに たからものを
わたしが地面においた詩集を みて
映画をみにいかないか というので
渋谷のハンバーガー屋 ポパイ
1リットル 持って出たら キャップ
ゴミ捨て場で 私の生活と 知らな
生まれ変わったら料理人になりたい と
本当のことをいったら 嘘をつくなと怒
最初の日 ある人がやってきて 特
ほめられたときに へりくだりかたか
犬を食べたいと思って 山手線で新
自分で自分にきめた約束を またやふ
姉の自転車のうしろ 初めてだった
きのう 私が道でうたうので
あなたが出たいと言うので 電車に
叔父さんの友達の やさしい小父さん
駅前に 信じる人が 立っていた
神様はどこにもいない と好きな人か
「そんなことはね」 とつばめが言
あなたと同じ部屋に 同じ時間を
排水口のネット コンビニの袋 10
高田馬場の BIGBOX前で 信号待
文庫本 洗濯機に入れたら シャツもシ
私の自転車はへんな名前で メタリッ
千手観音みたいな腕がほしい 会う人
あたらしい街に越したのに 郵便受けに君
おはよー と 朝が言うから 私は芝


荒木田慧
1983年、群馬県伊勢崎市生まれ。
2018年4月より詩を書き始める。
keiarakida1983@gmail.com