ライオンに麻酔銃

ライオンに麻酔銃
荒木田慧の詩集 心の詩より
躁が
ひどくて

セーシンカで
鎮静剤
うってもらったとき

わたしは似ていた

ライオン

アフリカを
走るライオン

まちがえて
街に出ちゃった
ライオン

ひとをびびらせた
ライオン

そんなつもり
なかったライオン

ビルの陰から
麻酔銃
うたれたライオン

そんなライオン

わたしは
がたがたふるえて
さむくてさむくて

でもそのあと
ご飯が食べられるようになった


麻酔銃

うたれても

ライオンは

しなない!









2018年5月10日

他の心の詩