fragments

荒木田慧の詩集 「心の詩」より
わたしはわたしが粉々になるたび
じめんに這いつくばって
わたしの破片をひろいあつめ
あかるいところでそれをひろげ
どうにかこうにかもう一度
わたしをつくろうとするのですが
わたしはめがわるいので
いつも
まちがえたピースを
まちがえたところにはめてしまい
できあがったわたしのてのひらに
あまったちいさな破片がひとつ
なんどつくりなおしても
すこしおかしな
なにかたりない
わたしです
2018年5月9日
じめんに這いつくばって
わたしの破片をひろいあつめ
あかるいところでそれをひろげ
どうにかこうにかもう一度
わたしをつくろうとするのですが
わたしはめがわるいので
いつも
まちがえたピースを
まちがえたところにはめてしまい
できあがったわたしのてのひらに
あまったちいさな破片がひとつ
なんどつくりなおしても
すこしおかしな
なにかたりない
わたしです
2018年5月9日
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