ハンバーガー, Oh, ハンバーガー!

ハンバーガー, Oh, ハンバーガー!
荒木田慧の詩集 エッセイより
しょうがっこうの まだちいさいとき
じゅうにがつの たんじょうびのちかく
どようびか にちようび
たんじょうびかいの あさ
たぶんさむくて けっこうはれていて

おかあさんの くるまにのって
わたしと おかあさんは
うちのちかくの パンやさんへ
パンを うけとりに いきました

それは とくべつなパンで
たぶん おかあさんが
たんじょうびかい なにがたべたいか
わたしに きいて
わたしは
ハンバーガーがいい と
いったのだと おもう
おかあさんは パンやさんに
ハンバーガーようの とくべつなパンを
わたしと わたしのともだちが
おなかいっぱい たべられるぶんだけ
ちゅうもん しておいてくれた

わたしのしらない パンやさんの
おじさんと おばさんは
わたしと わたしのともだちが
おなかいっぱい たべられるぶんだけ
とくべつな パンをやいて
わたしと おかあさんを まっていてくれた

まるい ふっくらした
あたまに ごまのついたパン
たくさんの パン
わたしは そのパンのはいった
おおきなとうめいの ビニールぶくろを
ひざにのせて むねにだいて
おかあさんの ひだりにすわって
くるまで うちにかえった

そのうち
がっこうの ともだちが
10にんくらい
おとうさんや おかあさんの
くるまにのって
うちに やってきて
やあやあと あいさつして
テーブルの まわりに
みんなで すわった

おかあさんは
ひきにくを こねて
ホットプレートか なにかで
わたしと わたしのともだちが
おなかいっぱい たべられるぶんだけ
おいしい ハンバーグを やいてくれた

わたしたちは その
おかあさんが やいてくれた
とくべつな ハンバーグを
とくべつな パン
わたしたちの ために
おかあさんが ちゅうもんして
パンやの おじさんとおばさんが
あさ はやくから
つくって まっていてくれた
とくべつな パン
ふたつにわれた パンにはさんで
わいわい わらいながら
おなかいっぱい たべました

おたんじょうび おめでとう
おたんじょうび おめでとう

あのひ
ハンバーガーは
おいしい やさしい
あい のあじがして

だから わたしは
おとなになった いまでも
ハンバーガーが だいすきなのです









2018年6月25日

他のエッセイ